◎「かぜ」って何?
かぜは、正式には「かぜ症候群」といって、一般的にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱などの症状の総称を指します。子どもからお年寄りまで、幅広くかかる一般的な病気です。主な原因はウイルス感染であるため、基本的に特効薬はありません。症状を緩和する対症療法を行い、ゆっくり休むことが何より大切です。
そして誰もが一度は引いたことがあるであろう「かぜ」と、新型コロナ感染症やインフルエンザは、いずれも「接触または飛沫を介した感染症」です。原因となるウイルス等は異なりますが、感染経路や予防法は基本的に同じものです。
かぜ対策をしっかりと行うことで、より大きな病気を予防することにもつながります。
◎感染リスクを減らそう
多くの場合、かぜの感染は、かぜを引いている人の咳やくしゃみによってウイルス等の原因物質を含む飛沫が周囲に飛び散らされたり、その飛沫の付いた手で触った部分を他の人が触ったりすることで広がっていきます。
感染リスクを減らすためには、まず「手洗い」と「うがい」が基本中の基本。かぜの原因物質を体内に取り込まないようにしましょう。また、「人混みを避ける」ことを意識するのも効果的です。病気が流行する時期は、原因物質を持っているかもしれない不特定多数の人が集まる場所へ行くのは控えたほうがよいでしょう。
◎たかが「かぜ」、されど「かぜ」
かぜはおおむね1週間程度で治ることが多いです。しかし、かぜを引いている間は免疫力が低くなるため、別のウイルスや細菌に二次感染することで、症状が長引くことがあります。また、中耳炎や副鼻腔炎、さらに気管支炎、肺炎、脳症などの重篤な合併症を引き起すリスクもあります。
かぜ対策は、大きな病気を予防することでもあります。「たかがかぜ」と思わず、健康なうちに予防しておきましょう。
富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院