体内の水分は、単に排泄物だけで失われるだけでなく、乾燥している季節には皮膚や、呼吸によっても水分は常に体外へ排出され続けています。
成人が一日に排出する水分量はおよそ2.5Lで、そのうち皮膚や呼吸からの排出が約0.9L、尿や便からの排出が約1.6Lとなっています。
冬は知らず知らずのうちに「かくれ脱水症状」になりやすい季節なので、意識して水分を補給する必要があります。
◎脱水で起こる症状
体内の水分が減ると、血液の量も減少し、血圧が低くなってしまいます。
すると、疲労感や食欲減退の症状をはじめ、必要な栄養素が全身に行き渡らず、汗が出にくくなるなど、回復力や老廃物を排出する機能の低下も発生しやすくなります。
また、水分が不足している状態では、骨や筋肉に含まれる電解質(ミネラル)の量も少なくなるため、足がつる、手足がしびれるといった症状が出ることもあります。
◎脱水症状のサイン
脱水症状になった際に体に現れるサインをご紹介します。下記のような症状が現れた場合には、脱水症状を疑い、水分補給をしましょう。
・のどや口の渇き
・尿の色が濃い
・尿の量が少ない
・立ちくらみ
・皮膚のハリがない
◎脱水症状を予防するには?
脱水症状の予防で最も効果的なのは、やはり「こまめな水分補給」です。
特に、喉が渇いているときには、既に軽度の脱水状態になっている場合が多いので、喉の渇きを感じなくても、定期的に水を飲むように心がけましょう。
富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院