「人はなぜ眠るのか」という問いには、最新の研究でも答えは出ていません。しかし、睡眠は私たちの脳と体の健康を維持するために、非常に重要な役割を持っていることは明らかになっています。まずは睡眠の役割を知っておきましょう。
◎睡眠にはどんな効果があるの?
睡眠中には、身体の細胞が修復され、成長ホルモンが分泌されます。すると、筋肉や組織の修復が促進され身体的な疲労が回復します。
一方で、睡眠中の脳では、情報を整理し、記憶の定着などを行っているといわれており、十分な睡眠をとることで、学習能力や記憶力が向上することがわかっています。また、睡眠を取ることで、ストレスホルモンが低下し、精神面の安定が促されます。逆に、睡眠不足の状態では感情のコントロールが難くなり、イライラや不安が強まる傾向があります。
◎役割の異なる2種類の睡眠
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があり、それぞれ異なる役割を持っています。
レム睡眠は、比較的浅めの睡眠で、筋肉はリラックスして動かなくなりますが、脳は活発に働いていることが特徴です。記憶の整理や定着、精神的なリフレッシュが行われる段階です。
ノンレム睡眠は、いわゆる「深い眠り」の状態で、大脳も休息しており、身体の修復や成長が行われる重要な段階です。ノンレム睡眠では、夢はあまり見られず、心身がリラックスしてエネルギーを回復します。
この2種類の睡眠はおよそ90分のサイクルで交互にあらわれます。
睡眠には脳や身体を回復させるという重要な働きがあります。特に、精神面での不調は睡眠不足が関係しているケースも多いです。まずは、十分な睡眠時間を確保することが大切です。
富田林市梅の1-19-15
ますい鍼灸整骨院