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月別アーカイブ: 2022年12月

水分補給はなぜ大事?

熱中症の危険がある夏場以外でも水分不足に気をつける必要があるのはどうしてでしょうか?

実は、体内の水分が不足している状態が続くと、風邪だけでなく、深刻な病気を引き起こすリスクが高まります。健康を保つためにも季節を問わず適切な水分補給を行うことが重要です。

 ◎水分補給で風邪予防
寒くなってくると風邪をひく人が増加します。

その大きな理由は、風邪の原因となるウイルスが、乾燥した状態で活発に活動することです。

反対に、ウイルスは湿度が50%をこえると急激に活動が低下します。手洗い・うがいに加えて、この季節は定期的な水分補給も効果的な予防策の一つになります。

十分な水分補給を行えば、のどや鼻の粘膜が常に潤い、ウイルスの侵入を防ぐと同時に、侵入したウイルスを咳や痰、鼻水によって体外に排出する作用を助けることができます。

このようなウイルスの特徴は、インフルエンザや新型コロナも同じ。すっかりおなじみとなったマスクの着用やアルコールによる手指消毒に加えて、ぜひ水分補給も覚えておいてください。

◎「ドロドロ」血液に注意
冬になると、脳卒中や心筋梗塞の発症が増えると言われています。これは気温が下がって血圧が上昇することも一因ではありますが、水分不足による影響も無視できません。

水分不足になると、血液がいわゆる「ドロドロ」の状態になります。ドロドロ血液によって血流が滞って血管が詰まりやすくなり、結果、脳卒中や心筋梗塞が引き起こされる可能性が上がってしまうのです。

コップ一杯の水を飲むだけで命の危険にさらされるリスクが下がるのなら安いもの。喉の渇きを感じにくい冬場こそ、意識して水分補給を心掛けましょう。

◎常温~ぬるめの水がおすすめ!
水分補給のためには何を飲むのがベストでしょうか。おすすめなのは、常温から熱すぎない程度の温度の水です。

冷たい飲み物を飲むと胃腸が冷えて体温が下がってしまいます。体温が下がると1℃下がると免疫力が30%下がるとされていますから、風邪予防のための水分補給には向いていません。体を冷やさない温度の飲み物を選びましょう。

コーヒーや紅茶、緑茶などのカフェインが含まれたものも向いていません。カフェインには利尿作用がありますので、摂取した水分より排出する水分のほうが多くなりかえって水分不足になりかねないからです。これらを飲むのであれば、同時に水や白湯も飲むとよいでしょう。

1日に摂取したい水分の目安量は約1.2ℓ。起床時、食事の際、就寝前など、少量ずつこまめに水分をとる習慣をつけられるとよいですね。

 

富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院

冬こそ水分不足に注意!

立っているだけでもすぐに喉が渇くような夏とは違い、冬の寒さの中では「こまめに水分補給をしなきゃ」という意識は薄れてしまいます。

しかし、空気が乾燥する冬もまた、しっかり水分をとる必要があります。

夏場では汗をかくことで水分不足を自覚しやすいため、たくさん水を飲みたい!と考えます。

一方で、冬場の水分不足は気づかないうちに陥っていることが多いため「そういえば、今日起きてから水って飲んだかな?」なんて思った方は特に、喉の渇きを感じる前に水分をとる習慣をつけるよう、ぜひ今から意識してみましょう。

 ◎冬のほうが脱水状態になりやすい!?
体の中の水分は、汗や尿のほかに、皮膚からの蒸発によっても出ていきます。湿度が低く乾燥する季節はこの皮膚からの水分蒸発が増えるため、より水分不足状態に陥りやすい傾向にあります。

また、暑い夏に比べると喉の渇きを感じにくいことから、水分補給の頻度も少なくなる場合が多いものです。このような状態が合わさると、結果として、体の外へと出ていく水分は多く、体の中に補給される水分は少なくなってしまいます。

寒い季節には、知らず知らずのうちに脱水状態に陥ってしまう「かくれ脱水」が、起こりやすいのです。

◎脱水症状のサインを見逃さずに!
かくれ脱水を放置していると、より深刻な脱水症へと進行してしまうリスクが高まります。

脱水の初期症状は、軽い頭痛や食欲不振、日中の眠気など、「ちょっと調子が良くないな」程度に考えてしまいがちなものが多いです。原因が分からないままこのような不調が続いたら、それは水分不足によるものかもしれません。ひとまず水を飲んでみる、という対策を覚えておきましょう。

今年の冬はいつもの乾燥対策に加えて、こまめな水分補給を意識して冬の水分不足を防ぎましょう。

 

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