肩こりの原因は、実は全身に潜んでいます。その中でも特に見落としがちなのが、「内臓疲労」と「身体のゆがみ」。この二点と肩こりの関係について、詳しく見ていきましょう。
◎内臓疲労が肩こりを引き起こす!?
肩こりとは一見あまり関係なさそうな内臓疲労。実はこれも、肩こりの原因になりえます。
現代の人々の食生活は、日常的に内臓に過剰な負担をかけています。特に、インスタント食品を食べることが多いなど食生活が乱れている人やお酒を毎日飲んでいる人、薬を服用している人などは、肝臓や腎臓に負担がかかっており、内臓疲労が溜まっている場合が多いです。
内臓疲労が溜まると、内臓を支えている背中の筋肉に負担がかかり筋肉が緊張しやすくなります。背中の筋肉が緊張し硬くなると、つながっている首や肩の筋肉も連動して硬くなってしまい、肩こりが引き起こされるのです。
内臓に過剰な負担を与えないためには、栄養バランスの取れた規則正しい食生活を心掛けることが一番です。サプリメントを飲むことで日々の栄養バランスを補っている人もいるかと思いますが、実は、サプリメントの飲みすぎによって逆に内臓に負担がかかっている、という場合もあります。まずは朝食を抜かない、お昼のメニューにサラダを足してみる、お酒を飲む回数を減らしていくなど、無理のない範囲で徐々に日々の食生活を改善していきましょう。内臓の負担が減ることで、肩こりをはじめ、慢性的な疲労まで緩和されるかもしれません。
◎体のゆがみを見直そう
身体全体の「ゆがみ」が、肩こりの原因になっているというケースも多く見られます。
「ゆがみ」とは、身体の弱い部分をかばうために起こるシステムによるものです。人体は、一時的にあえてゆがみを引き起こすことで、特定の箇所に負担がかからないように身体全体でかばい合っています。本来、このゆがみは、毎日睡眠をとることである程度リセットされるようになっています。しかし、睡眠時間が短かったり、睡眠のリズムが乱れていたりすると、長期間ゆがみがリセットされないままになります。そうすると、一時的なものであるはずのゆがみが身体に定着してしまい、首や肩に負担がかかっていた場合は長期的な肩こりの症状として表れてしまうのです。
身体のゆがみをとるためには、まずは睡眠環境を整えて定期的なリセットがきちんと行われるようにしましょう。加えて、整体などで外部から力を加えて全身を整えてもらうのもよい方法です。ゆがみを定着させてしまわないように、定期的なメンテナンスをしてあげることが大切です。
肩こりは、肩だけを気にかけていれば治るというものではありません。日々の生活習慣を整え、全身の健康に気を配ることで、慢性的な肩こりを改善していきましょう!
富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院