現代ではもはや生活必需品ともいえるスマートフォン。そんなスマホと電磁波の関係、そして身体に与える影響についてのお話です。
◎スマホが発する電磁波
スマホは、電話通信やWi-Fi通信などを行うのに際して、電磁波を発生させます。この電磁波は、周囲の人々の体にも影響を与える可能性があるため、健康に関心を持つ人々の間で、スマホと電磁波の関係についての懸念が広がっています。
一般的に、スマホから放出される電磁波が健康に与える影響は極めて小さいとされています。現在、世界的にスマホの電磁波に対する安全基準が設けられており、これに基づいて製品の開発・販売が行われているからです。しかし、スマホの使用方法によっては、電磁波の曝露レベルが異なる場合があります。
たとえば、通話中にスマートフォンを耳に密着させることによって、頭部に電磁波が直接照射されるため、耳や頭部の健康に影響を与えるおそれがあります。そのため、通話時にはスピーカーフォンやヘッドセットなどを使用する、長時間の通話はできるだけ避けるなど、通話の際にはスマホと適切な距離をとれるように一工夫できるとよいでしょう。
◎枕元のスマホが睡眠を妨げているかも
近年は、スマホの電磁波による自律神経系への影響を危惧する専門家も増えてきています。自律神経失調症や起立性調節障害などの症状にも関連する可能性も示唆されており、スマホの放出する電磁波が健康に全く被害を及ぼさないのかというと疑問が生じるようになってきました。
特に最近は、スマホ普及や5Gの登場などで、以前に比べて人々はより電磁波に晒される環境にいます。
たとえば、寝るときにスマホを枕元に置いて寝る人は多いかもしれません。しかし実は、それが体に悪影響を及ぼす可能性もあるのです。長時間の使用や寝る直前にスマホを使うことによって、睡眠の質に影響を与える可能性があるという報告もあります。
実際に、寝るときにスマホを枕元に置いて寝ていた人からは、スマホを身体から離して寝るようにしてから「朝スッキリ起きられるようになった」「疲れが取れやすくなった」という声を耳にします。枕元にスマホを置いて寝ている人で、最近睡眠の質が悪いと感じている人がいましたら、ぜひ試してみてくださいね。
長時間のスマホの使用は、ただでさえ目の疲れや首の痛み、肩こりなどを引き起こすものです。手放せないものといえども、適度な使用時間を心掛けましょう。また。スマホの使用によって身体に不快感などの症状が現れた場合には、すぐに使用を中止し、医師に相談してください。
富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院