真夏でもマスクをつけて生活する人が増えた昨今、気を付けたいのは「マスク熱中症」。
マスクをすると、通常に比べ呼吸が妨げられ、体の熱を放散しにくくなります。特に子どもはその影響が顕著に見られるため、小さなお子さんの保護者の方々は注意して見てあげてください。
また、マスクをしていると口の渇きを感じにくくなります。そのために水分補給が不十分になり、気づかないうちに脱水が進む危険性もあります。「喉が渇く前に水分補給」を徹底して、意識的な熱中症対策を行い、からだを守りましょう。
◎マスクを外すタイミング
マスクは感染症の防止には重要ですが、上手に着脱することも熱中症予防のためにできることの一つです。
屋外で人と2メートル以上の十分な距離が保たれていればマスクは不要と考えられており、適宜マスクを外して休憩をとりましょう。
激しい運動や負荷のかかる作業を行う場合も、熱中症のリスクが顕著に上がりますので、マスクは外した方がよいでしょう。
また、2歳未満の小さなお子さんは、そもそも無理にマスクをつける必要はありません。空気の通り道がまだせまい乳幼児には、マスクをつけることそのものが負担となってしまうためです。
◎熱中症になりにくいからだをつくろう
熱中症といえば、炎天下に長時間、真夏の暑い中で運動をしていた、といったケースを想像するかもしれません。しかし、実際はこうした典型的なかかり方ばかりではありません。実は、梅雨の合間に突然気温が上がったなど、からだが暑さに慣れていない時期にかかりやすい病気でもあります。
そのため、ウォーキングやランニングなどの運動で汗をかく習慣を身につけることで、日頃から暑さに身体を慣らしておくことも、大事な予防法の一つです。
熱中症以外の理由で体調を崩していることも、熱中症にかかるリスクが高まっている状態であると言えます。生活習慣が乱れていて毎日なんとなくだるい、寝不足のせいでいつもどことなく疲れている、といった状態でこれからの季節を迎えるのは危険かもしれません。二日酔いなどで体内の水分が減っているときも、熱中症が起こりやすくなります。
そのため、熱中症予防にも栄養バランスのとれた食事や良質な睡眠といった基礎的な生活習慣の改善は欠かせません。これから気温が上がってくる季節、いつも通りの生活をしていたつもりが熱中症で倒れてしまった……などということにならないためにも、ぜひ今一度、食生活や睡眠リズム、運動の習慣を見直してみてください。
熱を体内にこもらせないことと、こまめな水分補給を意識しつつ、健康なからだづくりを行うことで熱中症を予防しましょう!
富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院