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月別アーカイブ: 2023年11月

睡眠の質を高める習慣

睡眠の質を高めるためにできることを、睡眠環境と生活習慣の2つに注目して解説します。

◎寝具の重要性
睡眠の質に大きく影響するのが、枕やマットレスを中心とした寝具です。

良い寝具の条件は「睡眠中の身体に優しいこと」

掛け布団では「保温性」や「吸湿性」、「フィット性」が重要です。睡眠時の腰には体重の約40%の負荷が掛かっていると言われており、敷き布団には掛け布団の条件に加えて、腰にかかる負荷を分散させるための「硬さ」や「クッション性」も重要な条件と言えます。

寝具の中でも、特に「枕」は睡眠の質に大きな影響を及ぼします。

人間が仰向けで眠る場合、枕が頭部を支え、背骨から頸椎にかけてゆるやかなS字カーブを描く事が理想となります。この姿勢を維持できるかどうかという点で、枕の高さが重要になります。

ちなみに頭部の重さは体重の10%弱程度で、睡眠時の首や肩には、その重さを支えるために大きな負荷がかかっています。

その負荷を分散し、首や肩の疲労を抑えるためにも、枕は重要な存在であると言えます。

 ◎寝室の環境も要チェック!
寝床の中の温度が33℃前後、湿度が50%前後の状態を、季節にかかわらず1年を通じて保てている事が重要です。

また、強い光や大きな音は睡眠中に刺激となり、睡眠の質を下げてしまいます。

◎寝る前の生活習慣を見直そう!
日々の規則正しい生活に加え、夕方くらいにウォーキングやジョギングなどの軽い運動を行うと、運動時に上がった脳の温度が下がる事で寝つきが良くなると言われています。

逆に、睡眠直前に激しい運動をしてしまうと身体が興奮してしまい眠れなくなるので注意しましょう。

また、「入浴」も眠りのために重要な習慣です。

睡眠前に湯船に入り体を温めることで交感神経から副交感神経に切り替わりやすくなります。

運動と同じく、体温が一時的に上がったところから下がる過程では寝つきもよく、深い睡眠も期待できます。

 ◎寝る前のスマホには要注意!
現代人は1日中スマホから手を離せない生活を送っていますが、寝る直前にまでSNSや動画を見ている事も多いのではないでしょうか?

寝る直前にスマホを見ると、画面からの強い光で脳が活性化し、入眠の妨げになります。

また最近はスマホの電磁波の影響で睡眠の質が低下する事にも注目されているので、寝床とスマホを遠ざける事も睡眠の質を改善する要因になるといえるでしょう。

「いい睡眠」を目指すために、睡眠習慣はもちろん、寝具や寝室の環境も見直しましょう!

 

富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院

 

いい睡眠、悪い睡眠とは?

朝起きた時に「疲れが取れていない」「目覚めがスッキリしない」「腰が痛い」なんて経験をされた事もあるのではないでしょうか。

 ◎そもそも「いい睡眠」ってどんな睡眠?
いい睡眠かどうかを判断するためには、

・日中の活動に支障を与えるような眠気がない

・朝起きたときに疲労感がしっかりとれている

をチェックしましょう。

日本人の一般的な睡眠時間は6時間~8時間程度ですが、人によって適切な睡眠時間は異なり、睡眠時間が長ければ長いほど良いというわけではありません。
また、入眠までに時間がかかることや、夜中に目を覚ましてしまい寝られなくなることがある方は、寝具が自分に合っていないことが理由の場合もあります。起きたときに寝足りない感じがしたら、睡眠を見直すことが大切です。

◎睡眠のタイミングも重要です
人間には『日の出とともに起き、日没とともに眠る』という大自然のリズムに即した体内時計が備わっています。
体内時計の周期は24時間からずれていますが、朝起きたときに日光を浴びることによってずれた周期がリセットされます。
体内時計が整うと、昼は活発に活動でき、夜になると眠くなり、質の良い睡眠へ繋がります。

◎普段の睡眠を見直そう!
「最近、寝ても疲れが取れないかも」と思ったら、下記のポイントを意識しましょう。

・睡眠時間が適切かどうか

・ぐっすりと続けて眠れているか

・寝具は体に合っているか

・適切なタイミングで睡眠を取れているか

どれか1つでも欠けていると、疲労を翌日に持ち越す「悪い睡眠」になるリスクが高まります。
自身の睡眠環境について、今一度見直してみましょう!

 

富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院