かぜを引かないために重要なのが「免疫力」。
免疫力が低下すると、かぜだけでなく様々な感染症のリスクも高まります。
人間にはそもそも免疫機能が備わっており、細菌やウイルスなどの微生物に接触しても感染しにくく、たとえ発病しても多くはすぐに治癒するようになっています。
しかし、それでもかぜを引きやすい人と引きにくい人がいるのは、この「免疫力」に違いがあるからなのです。
◎免疫力は腸内環境から
体内の免疫細胞の約7割は「腸」に集まっていることをご存知でしょうか。
腸は、食事とともに体外からウイルスや病原菌などが侵入しやすい場所であるため、それらの有害な異物に対抗するために、多くの免疫細胞が集中しているのです。
つまり、腸内環境を整えることが、免疫力向上に大きな効果を及ぼします。
栄養バランスの整った食事を摂ることで、腸内環境を改善することができます。まずは1日3食を基本に、主食・主菜・副菜のバランスを見直してみましょう。
◎水分不足はとっても危険!
日々の生活の中で、私たちの体は1日に2.5L程度の水分を失っています。
排泄物だけでなく、皮膚や粘膜、呼気などからも水分は失われていくため、空気が乾燥している冬の季節には、より多くの水分が失われてしまいます。
また、冬は汗をかきにくいことから、水分摂取を行う意識も薄れてしまいがちです。このように、知らず知らずの内に体内の水分量が低下すると、かぜのリスクも高まってしまいます。乾燥しやすい冬にこそ、こまめな水分補給を意識しましょう。
◎適度な運動で免疫力アップ
日常生活の中で、毎日60分程度は積極的に体を動かすことが、免疫力向上に役立つとされています。
積極的に体を動かす、と言っても、息切れするほどの激しい運動を行う必要はありません。早歩きをすることや自転車に乗る、掃除をする、犬の散歩をするなど、体を普段より少し多めに動かすことを意識して取り組んでみましょう。
◎十分な睡眠は欠かせません
ウイルスなどに感染すると、体内ではサイトカインという免疫物質が生成されます。この免疫細胞は睡眠を促しますが、逆に睡眠を取ることで免疫細胞の分泌が促進されることもわかっています。
適切な睡眠時間は人それぞれですが、免疫力を高めるためには、一般的に8時間程度の睡眠を取ることがよいとされています。
かぜ予防には免疫力が深く関わっています。食事・運動・睡眠の習慣で、免疫力を高めましょう!
富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院