五月病は、春先から蓄積されたストレスが五月にピークを迎えた状態で、新しい環境や気候の変化が原因で心身に不調をきたすことがあります。
ストレスは常日頃から発生するもので、完全になくすことは難しいでしょう。
しかし、ストレスを軽減するための方法を知っておけば、体調不良が生じるほどストレスを蓄積してしまうといった状況の予防につながります。
◎ストレス対処法やリラックス法の紹介
ストレスへの対処法として代表的な方法をいくつか紹介します。
・呼吸法(ボックス・ブリージング)
4秒かけて息を吸い、4秒間息を止める。そして、4秒かけて息を吐き出し、ふたたび4秒間息を止める。という動作を繰り返す呼吸法は「ボックス・ブリージング」と呼ばれ、心拍数を下げ、ストレスや不安を軽減する効果があります。
同じ4秒という長さの動作を4回行うことから、四角を意味する「ボックス」という名前が付けられたそうです。
・軽い運動
ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽い運動を行うことで、血液の巡りが良くなり、ストレス解消にも効果的です。
息の上がるような運動を行う前には、反動をつけずにゆっくり筋肉を伸ばす「静的ストレッチ」を行うことで、運動後の筋肉痛などを軽減できます。
・瞑想とマインドフルネス
瞑想では、静かな場所で目を閉じ、自分の呼吸に意識を向けます。「マインドフルネス」では、心を“今現在”に集中させることで、過去の失敗や未来の不安を取り除くことができます。いきなりマインドフルネスを行うのは難しいので、まずは自分の頭の先に意識をむけ、顔、胸、と順番に足のつま先まで意識していくことで、今現在の自分が感じていることだけに意識を集中させます。
ネガティブなことを考えない時間を作ることで、ストレスを軽減することができます。
◎スマートフォンは五月病を誘発する!?
最近では、スマートフォンの過度な利用がストレスを増大させることが指摘されています。これはブルーライトによる睡眠障害や、SNSなどを通じた情報過多による精神的な疲労、運動不足などが要因となります。
寝る前や集中したいタイミングなどでのスマートフォンの利用はなるべく避け、規則的な生活リズムを作ることが大切です。
ストレスを上手にコントロールするためには、自分がどのようなストレスを受けていて、精神的・身体的にどのような影響を及ぼしているかを理解することが重要です。そのうえで、リフレッシュできるような環境を作ることがポイントです。
富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院